東京パラリンピックで最も注目を集めたと言っても良いのが、「和合 由依(わごう ゆい)」さん。
「片翼の小さな飛行機」として物語の主人公を務めました。
驚くことに、公募オーディションから選ばれた、13歳の演技経験のない女の子だったのです!
めちゃくちゃ表情豊かで、引き込まれる演技だったので、驚きの声に世間は包まれています…!
明るくポジティブな和合由依さんについて、現在分かっている限りの情報をお伝えします!
目次
和合由依のプロフィール
和合由依さんについて、現時点で分かる限りの情報をお伝えします!
基本情報
名前: 和合 由依(わごう ゆい)
年齢: 2021年8月25日時点で13歳
兄弟: 妹がいる
学校: 東京都内の公立中学校
部活: 吹奏楽部(ユーフォニウム)
モットー: 何でもチャレンジ
4歳から水泳に取り組み、吹奏楽部は親の反対を押し切って入部したとのこと。
ユーフォニウムという楽器を演奏しています。
生徒会役員も務めているそうです。
「何でもチャレンジ」のモットー、説得力がありますね!
とってもかわいいんです!
主役の子の演技力凄すぎた。
感動。演技未経験で公募からオーディションで選ばれたみたい。
#パラリンピック #オリンピック開会式 #和合由依 #障害を持つ13歳 pic.twitter.com/3pS2jXqutS— もえぐるめん (@moeumezaki) August 24, 2021
この前髪や髪型似合うって、本当にかわいい人なんだなと思います。
父母や妹がいる
父親は和合信嗣さん。
開会式の後、「本人を見れないぐらい泣いた、尊敬した」というコメントを出す優しいお父さんです。
母親はオーディションを受けるきっかけになった人です。
新聞記事でオーディションのことを見つけ、和合由依さんに勧めたのが、あの素晴らしい開会式のきっかけでした。
他にも妹がいることが明らかになっています。
オーディションに合格したと知ったときは、「ぎゃーーー!」と飛び跳ねて、寝ていた妹を起こしたそうです。
家族仲良しなのが伝わってきますね!
中学校はどこ?
都内にある中学校で、吹奏楽部や応援団があるところ、というところまでしか分かっていません。
ただ、トータルメディアプロデュース株式会社に所属しているリポーターの「大竹真」さんの娘と同じ中学校らしいです!
1年生の時には、和合由依さんと大竹真さんの娘が同級生だったそうです。
まさか娘の同級生があんな大役を務めるとは…!と大竹真さんも驚きだったでしょうね。
先天性の障がいあり
あまりにも演技が素晴らしくて、車いすに乗っているのも演技なのかな?と疑問が湧きましたが、
和合由依さんは先天性の障がいを持っているそうです。
- 先天性羊膜索症候群
- 先天性多関節拘縮症候群による上肢下肢機能障
この2つを有しているとのこと。
難しいですよね…
和合由依さんの場合は、普段から車いす生活で、左腕もあまり動かないようです。
車いすは右手で操作しているそうですよ。
公募オーディション裏話
和合由依さんは演技未経験ですが、約5500人から選ばれたそうです!
オーディション内容
和合由依さんが選ばれたポジションは、「リーディングキャスト」だと思われます。
開会式当日は、「セレモニーキャスト」という言い方もされていました。
リーディングキャスト(若干名)
開会式/閉会式の主役となるキャストオーディション募集要項より引用
第一次審査は書類審査と動画審査、
第二次審査は演技審査、動画審査、面接(アクセシビリティ確認含む)だったそうです。
最初の書類審査では、2000文字以内の志望動機や、3分以内の意気込みやアピールしたい特技のメッセージ動画が必要でした。
動画審査ではユーフォニウムを演奏した後に歌を披露、
第二次審査の面接では、審査員からのリクエストで物まねを披露したそうです!
応募資格として、障がいの有無や種類は問わなかったとのこと。
障がいのある方など、生活上ご自身で何らかの制約のあると認識されている方に積極
的にご応募いただきたいと思います。
障がいの種別や障がい者手帳の有無、補助器具の有無は審査に影響しません。オーディション募集要項より引用
また、演技の有無は問わないことも明記されていました。
オーディションの応募は母親きっかけ
オーディションの応募のきっかけは、母親の勧めだったそうです。
「できなかったらできなかったで学んだらいいし」と、和合由依さんは応募することに迷いはなかったとのこと。
モットー「何でもチャレンジ」で生きている姿が素敵ですね!
応募動機についても、開演前にコメントしていたそうです。
今まで出会えた人たちに、今の自分を見てほしいと思ってオーディションに応募しました。自分で表現することや、みんなで協力してものづくりって楽しいです
ニュースより引用
「今まで出会えた人に、今の自分を見て欲しい」その気持ちから応募したそうです。
小学校の時にお世話になった先生、介助員の方、家族、いろんな人のことを思い浮かべていました。
これって、珍しい応募動機なんです。
「未来こうなりたい」という人が多い中で、「今までお世話になった人たちに自分の姿を見せたい」という本音。
これが審査員の心を打ちました。
出会ったこともない、世界中の人たちが魅了されていました!
演じた「片翼の小さな飛行機」
東京パラリンピックの開会式で演じた「片翼の小さな飛行機」。
そのエピソードもご紹介します。
片翼の小さな飛行機
開会式のテーマは「WE HAVE WINGS(私たちには翼がある)」。
会場を空港「パラ・エアポート」に見立て、様々なパフォーマンスが展開されました。
和合由依さんが演じたのは「片翼の小さな飛行機」。
左手が自由に動かせない和合由依さんにとって、「似ているな」と感じたそうです。
少女は空を飛ぶことを夢見ている。ただ、翼が片方しかないということで、空を飛ぶことをあきらめている。周りに集まってきた個性的な飛行機やクルーが応援してくれるが、なかなか一歩を踏み出すことができない。
ニュースより引用
不自由さがあるために、応援されているものの一歩を踏み出せないという「片翼の飛行機」。
その後、外の世界を知り、自信に満ちて踊る姿から勇気をもらい、飛ぶことを決意します。
見どころは、クライマックスの勇気をもらった「片翼の小さな飛行機」が空を飛ぼうと滑走路を走るシーン。
普段は右手だけで車いすを動かしているため、スピードを出すことは難しかったそうです。
そのため、日常生活から左手も使うことを意識し、練習に励んだとのこと。
開会式本番は雨だったため、グリップが滑り、大変だったようです。
トレーニングを積み、見事に20メートルの滑走路を全力で駆け抜けて、大役を務めあげました!
慣れないスポーツ車いす
開会式の本番で使用したのは、和合由依さんにとって初めてだった、スポーツ用の車いす。
慣れることから練習しました。
普段は電動車いすに乗っているようなので、全然違うでしょうね!
世間は驚きと絶賛の声
世間は、和合由依さんが演技未経験ということへの驚きと、絶賛の声で満ち溢れています!
「片翼の小さな飛行機」の主人公、子どもみたいだけど尋常じゃない演技力!だからてっきりベビーフェイスの女優さんかと思いきや、公募で選出されてまだ13才だって!
素晴らしい才能。すごくいい開会式だった #和合由依 ちゃん#パラリンピック #東京パラリンピック #東京2020 #開会式 pic.twitter.com/ih125qBf30— まり (@ncJP0tvc5Lr9h9U) August 24, 2021
素晴らしい才能!
和合由依さんっていうのね……本人がどう思ってるかわかんないけど、表現を続けて欲しいなぁ。不思議と目が話せない魅力がある。いい意味で四肢が不自由であることに目が向かなかった。不自由さよりも自由さを感じた!
— ふくちょ (@fuku_cho) August 24, 2021
自由さが十分に表現されていて、目が離せない魅力がありました!
片翼の小さな飛行機の和合由依さん、演技未経験!?💦
マジで、凄い‼️素晴らしい演技だった‼️— なべちゃん (@syusai_nabe) August 24, 2021
演技未経験!?素晴らしい演技!!
このような称賛の声ばかりです!
まとめ
東京パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」を演じた、和合由依さんについてお伝えしました。
驚くことに、演技未経験!
公募オーディションで約800人から選ばれました。
「何でもチャレンジ」がモットー、これからも活躍が見られると嬉しいですね!