エンターテインメント

大西拓磨の壮絶な生い立ちと異常な学歴|天才が孫正義育英財団に出会った数奇な人生とは

大西拓磨 高IQの天才ニート、異常な学歴、孫正義育成財団との出会い

林修が「とんでもない才能の持ち主」と認めた天才ニートの大西拓磨(おおにし たくま)、ご存知ですか?

1999年生まれ、2021年7月25日現在で22歳。

一言では言い表せない、すごい経歴と才能!

ギフテッド、と言われていますね。

  • 東京藝術大学に主席合格
  • IQが世界レベルに高い
  • ホームレス経験あり

簡単に書きましたが、こんな項目では言い表せないぐらいの経歴。

いろんなエピソード、お伝えします!

こんな人生もあるのかと、自分を見つめ直す素敵なきっかけになるかもしれません。

  • 大西拓磨の壮絶な人生
  • 大西拓磨が有名になった絵
  • 大西拓磨の高いIQ
  • 大西拓磨の得意分野

大西拓磨という人生、少し垣間見てみましょう!

大西拓磨のプロフィール

2021年2月21日の「日曜日の初耳学」に出演し、有名となった大西拓磨。

林修に、「一言でいえば、敗北感」「本当に自分の力不足」と言わせたぐらいの存在です。

大西拓磨は、現在22歳の若者ですが、波乱万丈な人生を歩んでいます。

2021年7月25日に放送された「日曜日の初耳学」出演時は、ネットカフェに寝泊まりしているとのこと。

できれば端的にプロフィールをお伝えしたいのですが、ちょっと厳しい…!

ゆっくり見ていきましょう!

家庭環境

1999年に横浜で生まれた大西拓磨。

両親のケンカが耐えない環境だったようで、大西拓磨が中学生のうちに、両親は知らない間に離婚。

母親と妹と家に残ったそうですが、母親は家事をせず、家は荒廃状態。

それと共に大西拓磨は、うつ病を発症し、学校に行けなくなったそうです。

学校は卒業生の3分の1が東大に行く優秀な中高一貫の男子校。

頭が良いんですね。

下宿したり、高校から県立高校に変更したり、目まぐるしい変化の中で生きています。

美術部に入った高校生活

男子校にいた反動で、女子率だけで選んだ県立高校に入った大西拓磨。

偏差値が前の学校の半分ぐらいで、話が誰とも合わず、孤立し、うつ病を再度発症。

クラスの人間関係を出席番号でマッピングしたそうです。

大西拓磨は「6番」。

確かに学生の人間関係って分かりやすいですが、マッピングするという発想はなかった…!

大西拓磨は仲良い男子生徒が1人いた、という状況です。

 

1.4m四方の正方形を、切らずに折るだけで作った「女子高生の折り紙」。

「折り紙」の概念が変わります!!

1枚で切らずにこれを作るなんて…

展開図を作れることが、本当にすごい!

自分を見て欲しい、認めて欲しい、社会とコミュニケーションがしたい欲求から、このような創作物が生まれています!

 

美術の授業で、全員参加だった「全国きものデザインコンクール」。

マジでやったら、高校生1位の賞を受賞。

でも誰も褒めてくれなかったと…。

 

一方で、朝早く登校して教室中の椅子と椅子を背もたれ同士で立てたり、一般的な感覚では不思議に感じることもしています。

高校も2年で中退したそうです。

東京藝術大学建築科に首席合格

うつ病でも絵は描けたそうで、美術予備校から美大を目指します。

小学生のころ間取りを考えるのが趣味だったのを思い出し、建築科を選択。

家具のデザインコンペにも出したりしていたそうです。

そして、東京藝術大学建築科に首席合格!

 

ただ、この学生生活もすぐに終わりを迎えます。

4月の一学期最初の課題「大学付近の好きな空間に何か影響を及ぼし、それを記録しなさい」に対して、

「最終発表日の朝に大学の正門を封鎖する」という答えを返すと、評価不能で進級不可が決定。

他にも、いろいろな行動を起こしています。

赤いタイルを並べてみたり。

 

横断歩道に落書きしたり。

 

「東京藝術大学」を「東京大学」に見えるように看板を置いたり。

 

もろもろが積み重なり、入学からわずか半年で懲戒退学となりました。

「懲戒退学」なんて言葉、初めて聞きました…

フィールドは校外へ・パンダの絵

大学を退学となったことで、創作のフィールドは校外へと移ります。

そこで一躍話題となった作品が、こちら!

上野動物園の塀に現れたパンダ。

「掃除した」と本人が言っているように、黒く汚れた塀の一部を掃除して、パンダが現れるようにしたのです。

壁画が好きなわけでも、パンダが好きなわけでもない、大西拓磨。

以下の3つの条件が重なり、「美しいアイデア」となって創作したそうです。

  1. 上野動物園の塀が黒く汚れている
  2. 上野動物園はパンダが有名
  3. パンダが白黒で描ける動物

 

新しい色を加える落書きとは違い、一部を掃除するという手法を取りましたが、

結局、この絵はすぐ消されてしまいました。

詳しい法律は分かりませんが、これでもダメだったようです…

「自分が公の場で何をやってもすぐ消されるのは変わらなかった」という失意と共に、大西拓磨は再び引きこもります。

京都へ移住、そして再び東京へ

彼女ができたことをきっかけに、京都へ移住した大西拓磨。

バイトも続かず、生活保護を受けながらの生活。

創作は、この頃は全くしていなかったそうです。

 

延々とIQテストをしていたら、世界記録を4つ更新。

そして、WGDによれば世界で23番目・日本で3番目に高いIQの持ち主!


これまでの作品からうっすら気付いていましたが、おそろしく頭が良いことが分かりますね。

高校時代にJAPAN MENSAにも入会したそうです。

 

彼女との時間は終わりがきます。

その後、半ば自暴自棄で決めた服飾の専門学校に入るため、東京に戻ります。

家があるとうつ病になると思い、ホームレスに。

そこから登校していましたが、時代の流れで自宅学習となり、中退。

孫正義育英財団への採択

大西拓磨の世界が大きく変わります。

それは、「孫正義育英財団」4期生に採択されたから。

「高い志」と「異能」を持った若者に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献する、という財団です。

2021年7月1日時点では、240人が在籍しています。

この環境が大西拓磨には合っているらしく、今はだいぶ落ち着いていそうです。

良かった…!

そして「ニート」と本人は現在名乗っています。

 

これで落ち着いたからかは分かりませんが、「日曜日の初耳学」に出演した時に、素敵な言葉を残しています。

「今後どうなりたいのか?」を林修に聞かれました。

その際、自分のことよりも、他の人を助けてあげて欲しいと伝えます。

  • 3年前の僕みたいな人がいっぱいいるから、そういう人に目を向けて欲しい
  • 光が当たっていない人がいる
  • 僕をほめたたえるのではなく、声をかけて欲しい、友達になって欲しい

3年前とは、東京藝術大学を辞めた頃の話です。

本当に自然と発している話し方でした。

こんなこと、慣れないテレビ出演時に言えるって、本当にすごいです。

心を動かされた、素敵な瞬間でした。

スポンサーリンク

大西拓磨の美術以外の作品

絵画を中心とした創作物を、お伝えしてきました。

これ以外にも、作品はたくさんあります!

 

大西拓磨にとって、芸術は最後の砦。

創作とはコミュニケーション。

  • 面白い人間になれないなら、面白いものを創るしかない
  • 現象を通じて社会とコミュニケーションをとるしかない

このような発想から、数多くの創作物ができています。

ブラジルとつながる穴!?

「日本とブラジルの地面にテレビ電話埋めたら穴みたいで楽しいはず」というアイデアから生まれた作品。

2020年の異能vationのジェネレーションアワードにノミネートされたそう!

子供の頃に一度は考えたアイデア、実現できたら楽しすぎる…!!

ヴィジュアルパズル「欠片」

「延々とIQテストを解きながらこれもっと美しい問題できるのにな」という発想から生まれた、純粋画像パズル「欠片」。

全然分かんない…

一度落ち着いて解いてみたい!!

空間謎解き「SPACE」

不思議な謎解き、「SPACE」。

「幅広い人に伝わる作品を時間をかけて作ろう」と創作したそうです。

無料で誰でも楽しめます。

想定クリア2〜4時間(ソロプレイ)の解き切りコンテンツ、とのことです。

大西拓磨が「良い作品と唯一胸を張って言えるもの」と言い切った作品!!

ちょっと覗いてみたのですが、気付いたら、めちゃくちゃ集中してやってた…!

ぜひみなさんも楽しんでください!

新ゲーム「テトリオ」

「スーパーマリオ」シリーズ、「テトリス」、みなさん一度はプレイしたことがあると思います。

それを組み合わせたゲーム、「テトリオ」

上からブロックが落ちてきて、それを横に揃えて消していくのは「テトリス」。

ジャンプや横移動でブロックに登るのは、「マリオ」。

それが組み合わさっています!

 

説明の動画だと何をしているのか分かりにくいですが、実際やってみるのが一番早いです。

頭使ってる感が半端ない!

マリオとテトリスって、組み合わせられるんだという驚きです。

音と映像のコラボレーション

作品に音も合わせることで、さらに楽しいものができています!

ずっと見てられる…!

まとめ

幼い頃から家庭環境的にも大変だった、大西拓磨。

うつ病にもなりながら、数多くの創作活動をしています。

いろいろなチャレンジが、ちょっと考えさせられます。

今後、どのような作品が出てくるか楽しみですね!