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宮竹貴久教授ってどんな人?経歴学歴や研究実績の何がスゴイのか元受講生が解説!

宮竹貴久教授 進化生物学者の経歴・著書

日本の昆虫学者である『宮竹 貴久(みやたけ たかひさ)』教授、ご存知ですか?

進化生物学(主に昆虫)を研究する、日本を代表する学者です。

興味深い本も、たくさん出されています!

 

2021年8月8日放送予定の「日曜日の初耳学」に出演することも、決定しています!

なんでも、林修の熱烈オファーだったとか…!

逆転人生って何??

どんな人なのか、気になりますね!

 

実は、私は縁あって、宮竹教授の講義を聴いたことがあります。

テレビの予告を見た時、「宮竹先生!?」と驚きました…

ただ私は虫が大嫌いなので、講義をあまり楽しみにはしていなかったんです。

それなのに、「虫嫌いだけど、なんかすごいな!お話もっと聴きたいな!」と、気付いたらワクワクしていたのを覚えています。

お話上手なんでしょうね!

改めてどんな経歴なのか、調べてみました!

  • 宮竹貴久のプロフィール
  • 宮竹貴久のこれまでの著書
  • 宮竹貴久のメディア出演歴
  • 宮竹貴久の有益なTwitter

精力的に研究をされ、業界に貢献されている方です。

その魅力、ご紹介します!

宮竹貴久のプロフィール

宮竹貴久教授のプロフィールをご紹介します。

基本情報

基本情報はこちらです。

年齢は、2021年8月5日時点のものです。

名前: 宮竹 貴久(みやたけ たかひさ)

生年月日: 1962年2月22日(59歳)

出身: 大阪府

所属: 岡山大学大学院環境生命科学研究科、岡山大学農学部

学歴: 高槻高校、琉球大学、九州大学大学院

笑顔が優しい先生です!

宮竹貴久 HP写真

宮竹貴久 websiteより引用)

 

特に、「日曜日の初耳学」で注目されているのが、「偏差値39」だったということ…!

虫が好きすぎて、受験勉強をしておらず、偏差値が低いという…

共通一次試験が終わった後、琉球大学もD判定だったようですが、得意の生物を活かして無事合格!

 

ただ、中高男子校だったこともあり、共学が楽しすぎて、大学の最初の2年間は遊びまくっていたようです。笑

バンドやったり、ピアノの弾き語りをやったり…

3年生の時に、生物進化学と出会って、「遊んでいる場合じゃない!」とのめりこんでいったとか。

運命的な出会いですね。

 

偏差値39から、現在は世界的な学者というギャップが驚きです!

一つを突き詰めれば道は拓ける、かっこいい生き方ですね!

経歴

経歴について、代表的な部分をお伝えします!

1984 琉球大学農学部 卒業

1986 琉球大学農学研究科修士課程修了

1987 沖縄県庁(沖縄県農林水産部中部農業改良普及所・農業改良普及員)

1990 沖縄県農業試験場(ミバエ研究室・研究員)

1996 理学博士取得(九州大学・理学部)

1997 ロンドン大学(UCL) 客員研究員

1999 沖縄県ミバエ対策事業所・主任研究員

2000 岡山大学農学部・助教授

2008 岡山大学大学院環境学研究科・教授

2011 岡山大学大学院環境学研究科・副研究科長

2013 岡山大学大学院環境生命科学研究科・専攻長

2019 岡山大学農学部・副学部長~ 現在

2021 岡山大学学術研究院・環境生命科学学域・教授

Society for the Study of Evolution, Animal Behavior Society終身会員。

2010年、「不妊化法の効率を左右する昆虫時計遺伝子の生態遺伝学的研究」で日本応用動物昆虫学会賞を受賞

他にも、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会日高賞などの受賞歴があります。

毎年何本もの論文を投稿されています。

もちろん研究室の学生がメインで書いている論文もあると思いますが、それにしてもすごい研究量!

沖縄で「ウリミバエ」根絶に貢献

沖縄のミバエ対策では、「ウリミバエ」の根絶の成功に貢献したそうです!

1972年から1993年の、なんと21年間かかったとか…!

このおかげで、沖縄県産のゴーヤやマンゴーと言った野菜や果物を、東京などでも食べれるようになりました。

ウリミバエを蔓延することになりかねないので、輸送を禁止されていたようです。

この根絶は、不妊のオスを大量に放つことにより、メスが卵を産んでも孵らない、という方法。

抵抗性のメスも出現し、大変だったそうですが、成功を収めます。

 

この経験から、最近ではコロナウイルスのワクチン対策に対する見解も表明されています。

ウリミバエの根絶の経験から、コロナウイルス根絶に向けての対策を、生物進化学目線で発信されています。

 

生物進化学って、こんな風に活かしていくんですね!

虫とウイルスは違うでしょ、と思いましたが、根底となる考え方は共通しそうです。

「死んだふり」に意味があるのかを解明

虫の「死んだふり」に意味があるのか、研究が進んでいなかったとのこと。

そこで宮竹貴久教授は、研究を進めます。

その結果、「死んだふり」には意味があるということを証明し、世界的な論文である「Nature」に掲載!

教科書を書き換えるという事態に!

2ページしかなかった「死んだふり」という項目が、改訂版から「1章分」にページアップ!

 

すごいですよね。

宮竹貴久教授曰く、「教科書を作るのが大学の研究」

かっこいい!実践していますね!

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宮竹貴久の代表的な著書

宮竹貴久教授は、多数の本を出版されています。

その中でも代表的なものを、ご紹介します!

したがるオスと嫌がるメスの生物学

2018年2月16日に発刊された「したがるオスと嫌がるメスの生物学」

Amazon ストアでは、以下のように紹介されています。

ムシの交尾が教える「男と女」の宿命
近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。この分野の国内第一人者である昆虫学者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見までを明らかにする。
より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直す。受精、つまり〝愛の成就〝に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛行動への示唆にも富んだ、目から鱗が落ちる一冊。

Amazonストアのページより引用

興味深いタイトルに、内容もさらに気になります…!

虫から「男と女」を学べるとは…!

 

世の中の反応も、なかなかなものです。

虫にも男女の駆け引きがあるとか!

 

新聞の取材も受けていたようです!

ぜひ、読んでみてくださいね!

「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術

2014年3月20日に発刊された、「「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術」

Amazonストアでの紹介文は、以下のものです。

先送り、死んだふり、パラサイト……ビジネスマンとして不道徳な行動は、科学的に正しい生存戦略。目からウロコの「生き残りの技術」。

Amazonストアのページより引用

虫から生き残りの技術を学べる…!

ビジネスマン的にはアウトでも、科学的には正しい生存戦略!

 

発売当初は話題だったようです。

現代では、「先送り」にしてはいけない、と言われることも多いと私は感じています。

「え?先送りって正しいの?」と、気になる一冊です!

世界自然遺産やんばる

2021年7月13日に発刊された「世界自然遺産やんばる 希少生物の宝庫・沖縄島北部」

やんばる写真の第一人者である写真家である、湊 和雄と共著です。

美しい写真がたっぷり!

世界的にも珍しい湿潤な亜熱帯雨林である、沖縄本島中北部にあたる「やんばる」の希少生物の紹介です。

世界自然遺産にも登録されたことで、話題となっています!

テレビやラジオにも多数出演

宮竹貴久教授は、テレビやラジオや新聞、また情報提供など、多数出演もしています。

テレビ出演

代表的なテレビ出演は、以下の通りです、

2014年4月30日 フジテレビ ほんまでっか!? TV

2014年11月16日 BS日テレ 久米書店 「先送りは生物学的に正しい」

2016年4月1日 NHK総合 へんてこ生物アカデミー

2020年7月26日 BSフジ ガリレオX「死んだふりで生き残る!擬死という不思議な対捕食者戦略」

ほんまでっか!?TVに出演歴があることに、驚きでした!

実は観てたのかも…!

ラジオ出演

ラジオにも出演しているそうです!

2014年7月1日 CBCラジオ「暮らしに鉄分」にて、ダンゴムシの生態について解説

2014年7月13日 TBSラジオ 夢★夢Engine! 「生き抜いていくとは、どうしたらいいのか!」

2015年12月19日 CBCラジオ 気分爽快!多田しげおの朝からPON「ミカンコミバエの生態」

2021年4月7日 RSKラジオ朝耳らじお 技術の森

お話上手なので、ラジオでも大活躍です!

コメント提供

テレビ番組などに対して、コメント提供もしています。

2012年10月21日 NHK ダーウィンが来た! 第290回「子どもたちのアイドル!ダンゴムシの秘密」

2014年6月27日 TBSテレビ NEWS 23「デング熱の蚊の防除法」

2018年6月28日 TBSテレビ 【ビビット】「【サッカー】決戦の地・半端ない猛暑と大量の虫」

2020年6月10日 ABEMA NEWS けやきヒルズ「世界を脅かす食と経済への脅威_コロナ禍の次は〇〇〇禍?!」

これは昆虫のスペシャリスト、進化生物学者として、コメントを求められています。

その世界の権威、ということですね。

面白情報たっぷりのTwitter

宮竹貴久教授は、ネットニュースから昆虫や進化生物学的に面白い情報を、Twitterで細かく共有してくれています!

キリンの社会システムだったり。

 

新種の虫の話だったり。

 

サメの友情の話だったり。

 

普段このような世界に私は触れていませんが、見ているだけで面白いです!

気付いたら、たくさん読んでいました…!

毎日膨大な情報収集をしているのだろうな、と想像できます。

すごいなと思いますし、好きなんだなというのが、伝わってきます。

まとめ

主に昆虫の進化生物学の研究をしている岡山大学大学院 宮竹貴久教授について、お伝えしました。

いかにも「アカデミア」という感じもありますし、一方でメディア出演もする一面も。

面白い世界を分かりやすく教えてくれるのは、嬉しいですね!

本もたくさん出ているので、ぜひ読んでみてくださいね!