自民党総裁選への出馬を表明している岸田文雄前政調会長は9月2日、国会内で記者会見を開き、
総裁選で訴える新型コロナウイルス対策を発表しました。
元々自身のホームページでも、総裁選に向けた約束として、コロナ対策についても述べていました。
一体どういうものを岸田文雄氏が考えているのか、まとめてお伝えします!
目次
岸田4本柱
産経新聞の発表によると、「常に最悪の事態を想定した危機管理を行う、先手先手で対応を続ける」という「岸田4本柱」を発表。
岸田4本柱とは
岸田4本柱とは何なのか、こちらです!
- 医療難民ゼロ
- ステイホーム可能な経済対策
- コロナに関する電子証明書(ワクチンパスポート)の活用やPCR検査の無料化・拡充
- 感染症有事対応の抜本的強化
「健康危機管理庁」を新設する考えだそうです。
これは、現状の感染症対策が内閣府や厚生労働省などに分散していることを踏まえ、
担当閣僚を置いて省庁横断で一元化するため。
「岸田4本柱」のひとつ「感染症有事対応の抜本的強化」の部分に当たるかと思われます。
米疾病対策センター(CDC)を念頭に、「臨床医療」「疫学調査」「基礎研究」の3機能を統合した「健康危機管理機構」も新設予定。
スピーディーに進めるために、システム構築からするようですね。
世間の声
世間からは、疑問の声があふれています。
期待外れ
今できることを
庁が増えていくな
夢見てるなあ…
上記コメントは、以下の産経新聞の発表へのコメントから抜粋しました。
パンデミック対応で「健康危機管理庁」 岸田氏、コロナ政策発表 https://t.co/Ypd4jRjFxA
①医療難民ゼロ②ステイホーム可能な経済対策③コロナに関する電子証明書(ワクチンパスポート)の活用やPCR検査の無料化・拡充④感染症有事対応の抜本的強化-を「岸田4本柱」として掲げた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 2, 2021
これだけでは分かりきらないですが、具体的な話を聞いてみたいですね!
庁が増えていくのは、もうちょっとついていけてないかも…
新型コロナ対策の基本方針
ここからは、2021年8月27日に発表された岸田文雄氏のホームページの内容から抜粋してお伝えします。
岸田文雄氏は、以下のことを約束しています。
- 納得感のある丁寧な説明と、強い危機感に基づく対策
- 責任を持って、できる限り公平な経済対策を実施
- ウィズコロナ時代の社会経済活動の在り方を検討
方針の内容・その必要性・決定に至るプロセスも岸田文雄氏自ら説明するとのことです。
徹底した人流抑制、病床・医療人材の確保、経済対策、ワクチン接種促進、治療薬の開発・普及などの課題に取り組むとのこと、
ウィズコロナの期間が長期化する可能性を見据えて、新たな専門家会議を立ち上げも予定。
納得感のある丁寧な説明、ぜひお願いしたいものですね!
コロナ対策
岸田文雄氏の総裁選出馬への想いにおける、コロナ対策についてご紹介します。
当面の目標
岸田文雄氏のコロナ対策における当面の目標は、以下の2点です。
- コロナウイルスを季節性インフルエンザと同様、従来の医療提供体制の中で対応可能なものとする
- 通常に近い経済社会活動を一日も早く取り戻す
岸田文雄氏の立場に関わらず、ぜひ日本政府に達成して頂きたい目標ですね。
達成すべき3点
目標達成のためには、「ワクチン接種の加速と治療薬の普及が必須」と語っています。
ただ、どうしても時間はもう少しかかるもの。
ワクチン接種や治療薬普及が達成されるまでには、以下の3点が必要と指摘しています。
- 徹底した人流の抑制
- 病床・医療人材の確保
- 経済対策
これは多くの人が同意すると思います。
実際どうするのか、そこが問題です。
徹底した人流抑制プラン
徹底した人流抑制プランとして、岸田文雄氏は何点か考えを表明しています。
- 政府・地方自治体に法律上与えられた権限をフル活用する
- 学校で感染拡大しないよう、緊急事態宣言地域の中で、特に感染拡大している地域では、教育委員会単位で一斉休校を要請
- 学校において定期的な抗原検査を行える体制を早急に整備する
特に学校での一斉休校要請を明言しているところが注目ポイントでしょうか。
児童生徒の学びの保障や心身への影響に十分配慮し、学校現場や保護者への全面的な支援を行うとも伝えています。
ここ具体的に説明して欲しい…!
学校における抗原検査は、コロナ禍でも学校が運営できるような最大限の配慮の一つのようです。
病床・医療人材の確保
「岸田4本柱」のひとつ、「医療難民ゼロ」の部分です。
医療のひっ迫に対して、対策を岸田文雄氏は明らかにしています。
- 国公立病院における重症者用病床の確保
- 野戦病院の設置や大規模宿泊施設の年内借上げによる中軽症者用病床確保
- 医療人材の確保に全力をあげ、医師会をはじめ開業医の先生方に、より積極的に診察頂けるよう強くお願いする
「取り組みます」なので、断言しているわけではありません。
可能なのであれば、1日でも早く実施して頂きたいなと個人的には思います。
経済対策
人流抑制と切っても切れない話が、「経済対策」。
そのため、「岸田4本柱」の中でも「ステイホーム可能な経済対策」と言っているのかと思います。
安心して人流抑制に国民が協力できるように、早急に相当規模の経済対策をとりまとめるとのことです。
具体的には、
- 事業者向けに、地域や業種を限定せず事業規模に応じた固定費支援を実施
- 女性、非正規など大きく影響を受けている皆さまへ支援を拡充
を検討しているとのことです。
ここも詳細説明が欲しいですね。
まだできていないようですが…
ワクチン接種・治療薬
ワクチン接種については、スピードアップが必要。
- 第1回目の優先接種の検討
- 若い世代の接種率向上
- 民間とも連携し、ワクチンパスポート等のインセンティブを付与
- 電子的なワクチン接種証明を積極的に活用
「岸田4本柱」のひとつ「コロナに関する電子証明書(ワクチンパスポート)の活用やPCR検査の無料化・拡充」ですね。
ワクチンパスポート等のインセンティブ付与、具体例が一つもないですが、経済が良くなるものであればいいなと思います。
治療薬については、
- 抗体カクテル療法の供給量の拡大
- 年内の経口薬の普及
年内に経口薬ができるのか…一般的な製薬の流れから考えると、すごいスピードです。
認可には国の手続きのスピードも大事なので、ぜひ協力して頂きたいものです。
製薬メーカーも頑張って…!
まとめ
自民党総裁選への出馬を表明している、岸田文雄前政調会長のコロナ対策の考え方について、まとめてお伝えしました。
もうちょっと具体的なことを知りたいな…!
今後の具体的な発表に期待しましょう!