エンターテインメント

エスターの強さとチャレンジに感動しっぱなし!MAKING THE CUTのレビュー

今日は私の大好きな番組を紹介します!

それはAmazonオリジナル番組の「MAKING THE CUT(メイキング・ザ・カット)」

1stシーズンは完結済み、2ndシーズンがこの夏に公開予定!

 

世界中から集められた12人のファッションデザイナー。

ブランドを既に立ち上げていたり、ある程度の実力を有する人たちです。

そんなデザイナー達から、次世代を担う世界で活躍するデザイナーを発掘する番組です。

なんと、優勝賞金は100万ドル!日本円にして、1億円以上!

そして、優勝者のブランドはAmazonで販売ができるようになります!

 

と、なんともアメリカンドリームな話ですが、

私が毎回感動したのは、デザイナー達の自分との戦い

もっと前進したい!

そのために、自分のブランド観と異なる助言、どう活かすか、

といろいろな想いや葛藤が伝わってきます。

人がチャレンジする姿、本当に美しいです。

 

NiziUを産み出したNizi projectや、日本から世界に活躍するボーイズグループを結成させるTHE FIRSTといった、

オーディション番組での頑張る人に胸を熱くする人も多いでしょう。

そんな人にはぴったり!

大人も負けられない戦い、頑張っています!

 

その中でも私が最も心を打たれたデザイナー、

エスター・パーバントに注目して、見どころをご紹介します!

一部ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。

番組概要

どんな番組なのか、簡単にお伝えします!

MAKING THE CUTのティザー

豪華な賞金・副賞

MAKING THE CUTでの優勝賞金は100万ドル!

日本円にすると、1億円以上!

これは、「ブランドの拡張費」。

あと2人まで絞られた時、Amazonファッションの代表取締役に向けて、自分のブランドの事業案をプレゼンしていました。

ただのデザイナーとしてではなく、起業家としての手腕も問われています。

 

優勝者の副賞は、Amazonでの自ブランドの販売権!

世界中に販売できるようになります。

 

次世代を担う世界に羽ばたくデザイナーを応援する、この番組だからこその賞金と副賞ですね。

にしても、Amazonすごいな・・・

毎回テーマに沿って作り、ショーで発表

決められたテーマで制限時間内に服を作り、ショーで発表します。

基本的には、「ショー用の服」「普段着」の2種類を作ります。

そして、毎回のショーの優勝者には、この普段着がAmazonから販売されます!

同じテーマでもブランドの個性があって、めちゃくちゃ面白いです!

ショーの構成も見どころ

ショーモデルのハント、どんなメイクにするか、そういうことも、全てデザイナーの仕事です。

ブランドの世界観をショーとして表現します。

ただデザインをしていればいい、というわけではありません。

デザイナーの仕事の裏側も見れて、より楽しいです!

 

このショーも、パリ、東京、ニューヨークで立派なセットを組んで行われます。

Amazonのお金のかけ方、すごいです…!

名立たる審査員

審査員は、ファッション業界で世界的に活躍する面々。

進行するのはハイディ・クルムと、ティム・ガンの二人。

私は存じ上げませんでしたが、業界ではもう、本当にすごい人!!

審査員もすごいメンバーですが、私が唯一知っていたのは、ナオミ・キャンベル。

ナオミ、めちゃくちゃ愛情深いんです!

参加者だけでなく審査員も涙するシーンもあり、審査員たちも本気なのが伝わります!

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最大の見どころ、自分との戦い!

デザインやショーなど、見どころ満載の番組で、毎回があっという間に終わります。

それ以上に私が注目して欲しいと思うポイント。

この番組の最大の見どころは、「自分との戦い」!

 

次にステップアップするためには、今までと何かを変える必要がある

こんなことを感じた経験は、誰しもあると思います。

今の延長線上に欲しい未来がないならば、何かを変えなきゃいけない、

頑張っている人ならば、よく耳にする話です。

まさにその変化の瞬間を目の当たりにできるのが、この番組です!

胸が熱くなり、背中を押してくれます!

 

ブランドを立ち上げられるぐらい、実績のあるデザイナーたち。

100万ドルを手にしたい野心も持ち合わせています。

だからこそ、以下のことを悩み続けます。

  • 飛躍的な発展のために何をするべきか
  • 今持っている考えは正しいのか
  • 助言をどう活かすか

「それは自分のブランド観とは違う」という助言も多くあります。

自分の握りしめているものを手放すべきなのか、どう表現しようか、落としどころを探し続けるのです。

この葛藤を、決められた時間内でデザインでチャレンジし、服で表現していきます。

チャレンジ精神、決断力、人の強さをビシバシ感じます!

一番心を打たれた、Esther Perbandt

私が最も心を打たれたデザイナー、Esther Perbandt(エスター・パーバント)。

ドイツのベルリンを拠点にし、自分と縁のあるパリ、モスクワ、ベルリンの世界観を服で表現しています。

 

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エスターの最大の特徴は「黒」。

写真も撮ったら、モノクロに編集。

服は全て黒、他の色は白か、アクセサリーでゴールドを使うことがある、ぐらいです。

 

エスターは才能や努力、多くのチャレンジの結果、2位という結果でした。

めちゃくちゃ応援していたのでちょっと凹みましたが…

でも本当に素晴らしかった!

早めに終わったら他のデザイナーを手伝う姿勢もあり、とても優しい方です。

エスターが語る黒の魅力

私は基本的に、上半身で黒い服は着ません。

会う相手に窮屈な印象、閉ざした印象を与えると思うからです。

 

そんな私にとって衝撃的だったエスターの言葉。

「Black is colorful」

エスターが見る「黒」って、どんな風に見えているのでしょう?

他にも、最後のショーの挨拶で、この言葉を添えていました。

「黒は光や輝きを放っていて、決して暗くはない」

黒は暗い印象を与えると思っていた、私の常識を覆す一言でした。

 

エスターは黒にこだわるため、生地の違いで表現するのが得意!

ツヤ、マット、シフォン、レザー、透け感の素材などを組み合わせて、使い分けます。

そのため、特定の素材から、光や輝きを感じられるのだと思います。

かっこよさ、繊細さ、儚さ、強さ、可愛さ、エスターの表現の幅は素晴らしいです。

黒は決して暗くはない、最後のショーからも説得力十分でした。

この後、しばらく私の買う服は、黒ばかりになりました…!

色を取り入れることに悩む

エスターには「黒で表現する」というしっかりした軸があります。

一方で、ずっと言われ続けるわけです。

「また黒だけ?」「色は使わないの?」

 

エスター自身も、色を使う必要性を徐々に感じ始めます。

  • オンライン販売でのWEBページの見栄え
  • 顧客満足

これらを考えると、ビジネスとしての妥協も必要ではないかと言われます。

多くの人が黒だけを着ることはないですから。

 

100万ドルを手にする、大きく飛躍するブランドとして、どの決断が最適なのか、

一方で自分のブランドのデザイナーとしてそれは許せるのか、思い悩みます。

15年もその軸で、立派に店を構えているのだからこそ、葛藤します。

この番組にチャレンジしていなければ、ぶつからなかった悩みでしょうね。

 

黒だけでも、毎回クリアしていく高い表現力。

それだけの実力があるので、「色使ったらどんな服になるんだろう?」と見ている方もうずうずします。

新たな一歩

ついに、エスターが色を使う時が来ます。

審査員も称賛するチャレンジです!

 

なんと5回戦まで、ずっと黒だけを使っていました。

5回戦の「ストリートウェア」のテーマで、「今が色を使う時だった」とはっきり助言され、悩むエスター。

一皮むけろ、チャレンジしろ、目の前にチャンスはある、そう助言されている状況です。

 

そんなエスターが6回戦で、色を使います!

5回戦の時のアドバイスを自分なりに咀嚼して、ブランドに反映させたのです。

しかも、すごい大胆にオレンジとメタリック!

この服は珍しく不評でしたが、新たな一歩は素晴らしいこと。

自分を信じてチャレンジした姿、「あのエスターが…!」と息をのみました!

 

自分のこだわりを手放した結果、次のステージにステップアップしたエスター。

ついに、突破した…!!

しかも自分のブランド観は崩さずに達成しました!

どれだけ考え抜いたのか、ちょっと想像するだけでも胸が熱くなります。

十分な力を持っているにも関わらず、上を目指し続ける向上心の塊です。

一歩を踏み出した姿、本当に感動しました!

エスターから学んだこと

「自分をしっかり持ち、堂々と好きなことができる」とナオミ・キャンベルに賞されたエスター。

まず、ここまでくるのがすごいです。

人並外れた努力をしたことが、容易に想像できます。

 

だからこそ与えられた、次のステージへの扉。

何度もチャレンジして、ついに突破する姿は、尊敬に値します。

  • 今まで良いと思っていたものを客観的に見直す
  • チャレンジし続ける
  • 結果を出している人からの助言を素直に受け入れる
  • 欲しい未来に効果的な選択をする
  • 信念を持ち続ける

エスターの奮闘からこんなことを学びました。

エスターは素直で変わり続けられる、本当にかっこいい人です!

まとめ

純粋におしゃれが好きで見始めた番組でしたが、デザイナーのチャレンジし続ける姿に魅了されっぱなしでした!

結果を出している人が、さらに次のステージに行くためのチャレンジ。

いろいろなことを学べました。

今回は私が最も心を打たれたエスターを紹介しましたが、

他のデザイナー、審査員も素敵なエピソード満載です。

2ndシーズンも楽しみ!

ぜひ、1stシーズンのMAKING THE CUT、観てみてくださいね!