「挑戦する人を応援したい。お金に困る人の力になりたい。」
そのような気持ちから生まれたプラットフォーム『kifutown』。
2021年7月24日にiOS版がリリースされました。
Android版は9月リリース予定とのことです。
「お金配りおじさん」とも呼ばれる前澤友作発案の新しい形です。
お金を寄付することも、応援を受けたい人は寄付プロジェクトに応募することもできます。
つまり、寄付をする、寄付をされる、どちらもできるのです!
ただ、偏見かもしれませんが…
なんとなく怪しい。
リリース時はエラーだらけだし、個人情報集められるだけじゃないの?詐欺じゃない?という声も多いです。
一方で、そんな悪質なものがアプリとしてリリースできるわけありません。
そこで、実際に登録して、いろいろ情報を整理してみました!
- kifutownのサービス内容
- kifutownに登録する情報
- kifutownに関連するプライバシーポリシー
- kifutownのリリース直後の不具合
- kifutownの詐欺アカウント
『kifutown』に登録する・しないを検討する際の、参考にしてくださいね!
目次
kifutownとは
『kifutown』とは、どういうものなのか、情報整理してみました。
基本説明
公式ホームページで以下のような説明があります。
kifutownは、人と人をつなぐ、新しい寄付プラットフォームです。
寄付で応援したい方が、寄付のテーマ、金額、人数などを自由に設定し、寄付プロジェクトを作成します。
応援を受けたい方は、寄付プロジェクトに応募することができます。
挑戦する人を応援したい。お金に困る人の力になりたい。
あなたの思いを寄付でつなげる、新しい寄付体験をお楽しみください。kifutownホームページより引用
「寄付で応援したい人が、プロジェクトを作れる」、
「応援を受けたい人は、プロジェクトに応募できる」というものです。
運営は、株式会社ARIGATOBANKが行っています。
会社名: 株式会社ARIGATOBANK
会社設立: 2020年 11月
代表取締役: 白石 陽介
取締役 共同創業者: 山口 公大
取締役: 山崎 正貴
非常勤監査役: 常井 康寛
資本金: 4.4億円
株主構成: 前澤 友作
所在地: 東京都港区南青山 1-24-3 WeWork Nogizaka
また、株式会社ARIGATOBANKのコンセプトは以下の通りです。
株式会社ARIGATOBANKは「お金とはありがとうを代弁するもの」をコンセプトに、決済サービスを中核とした事業を展開し、お金に困る人をゼロにするというミッションに取り組んでまいります。
「お金に困る人をゼロにする」とは壮大なミッションですね!
社員の募集も積極的にしているようなので、興味ある方は見てみてください!
福利厚生に、「毎月3500円のデータ通信手当て支給」と書いてあります。
少なくない…?
もらった寄付金は課税対象?
私も法律は詳しくないのですが、kifutownホームページに、以下のことが書かれていました。
kifutownで受け取る寄付金は、寄付者・被寄付者間の寄付契約に基づいて、寄付者がARIGATOBANKを通じて被寄付者に支払う金銭です。
寄付者が個人である場合、上記寄付金は贈与税の課税対象となります。
また、寄付者が法人である場合は一時所得として所得税の課税対象となります。
各税の詳細は国税庁のホームーページをご覧いただくか、税理士などの専門家にご確認いただけますようお願いいたします。kifutownヘルプページより引用
「寄付者が個人である場合、上記寄付金は贈与税の課税対象」、
「寄付者が法人である場合は一時所得として所得税の課税対象」とのこと。
プロジェクトに応募予定の方は、ご注意ください!
kifutownの利用のために必要な情報
kifutownを利用するためには、ARIGATO ID登録など、情報登録をする必要があります。
どんな情報を登録する必要があるのか、どのように利用されるのか、ご紹介します。
ARIGATO ID登録に必要な情報
kifutownの利用には、まず「ARIGATO ID」を取得する必要があります。
具体的に知るために、2021年7月30日に登録してみました!
その際のARIGATO IDの登録情報は、以下のことを聞かれました。
- 姓名(漢字、カタカナ)
- 携帯電話番号
- メールアドレス
- パスワード(任意設定)
- 生年月日
- 性別(「答えない」の選択肢もあり)
クレジットカードの登録は不要です!
寄付を受けるためにプロジェクトに応募する際は、Twitterのアカウントとの連携が必須です。
つまり、Twitterアカウントを持っていない方は、作成する必要があります。
またプロジェクト応募時には、寄付者のkifutownアカウントを自動フォローとなるそうです。
アカウント作成においては、口座番号入力は不要です。
ARIGATO IDは複数アカウントの取得はできません。
プロジェクトに応募に必要な情報
ARIGATO IDの取得後、プロジェクトに応募するには、kifutownでのプロフィールを作成する必要があります。
Twitterのアカウントと連携することで、簡単に作成できます。
自己紹介文はTwitterのプロフィールがそのまま転記されるので、変更したい方は変更してください。
連携したTwitterアカウントは、以下の情報をkifutownに確認されるとのことです。
- タイムラインに表示されるツイート(非公開ツイートを含む)やリストとコレクション
- プロフィール情報とアカウントの設定
- フォロー、ミュート、プロックしているアカウント
結構見られますね!
複数のTwitterアカウントをお持ちの方は、上記を理解して選ぶのが良いと思われます。
他のにしておけば良かったー!と思った方、一旦連携解除後、別のアカウントで連携することにより、変更可能です。
受取用口座の登録
プロジェクトに応募する際は口座の登録は必要ありません。
ただし登録期限までに受取用口座の登録をする必要があります。
kifutownに登録されている姓名と一致する名義の銀行口座の登録が必要です。
ゆうちょ銀行口座の登録には、振込用の店名・預金種目・口座番号が必要です。
ゆうちょ銀行口座番号(記号・番号)のままでは口座を登録することができないので、ご注意ください。
情報の取り扱い
登録した情報がどのように使われるのか、気になりますよね。
そこで、基本規則を読みました!
プライバシーポリシー
最も基本的な、プライバシーポリシーを確認しました!
気になったのは、以下の項目です。
「5. パーソナルデータの提供」の以下の項目に注目しました。
(中略)
当社は、より良いサービスを提供するために、以下の内容でパーソナルデータの共同利用を行います。
(中略)
(3)共同利用の範囲
・当社の親会社、子会社または関連会社
・株式会社スタートトゥデイ
・株式会社グーニーズ
お…?
株式会社スタートトゥデイ、株式会社グーニーズにも情報が使われる、そうです。
前澤友作が関連する会社ですね。
ここでのパーソナルデータとは、以下のものです。
- ARIGATO IDの登録情報
- サービスの利用開始等にあたって入力する情報
- サービスの利用により自動的に記録される情報
- IPアドレス、ご利用端末に関する識別子、Cookieまたはその類似技術、広告識別子など
- 位置情報(個人設定次第)
- SNS事業者から取得情報
一般的な情報ではありますが、株式会社ARIGATOBANK以外に、なぜ共有する必要があるのか、疑問です。
上記の情報は「4. パーソナルデータの利用目的」に基づいて、利用されます。
- 本サービスの提供および安全な運営のため
(例)お客様の認証、本サービス上で行われる決済、お客様の興味・関心に合わせたコンテンツの提供、お客様からのお問い合わせへの対応、不正アクセス等に関する調査、本サービスの保守 - 本サービスの改善および当社の新規サービス・商品の企画、開発、改善等のため
(例)上記各目的のために行う本サービスの利用状況の分析 - 当社または当社と提携する第三者の商品やサービス、イベント等のご案内・実施のため
(例)電子メールやアプリ内通知等によるキャンペーンのお知らせ
提携する第三者の宣伝が来るかもしれない、ということです。
お金配り詐欺は不可能
「応援・寄付します」とプロジェクトを立ち上げてフォロワーを増やすだけで実際は寄付しない、そんなことはできない仕組みです。
『kifutown』ではお金配り詐欺ができないようになっています。寄付者は寄付プロジェクト立ち上げの際に、寄付総額の事前決済が必要になりますので、配るつもりもないのに架空のキャンペーンを立ち上げて、フォローやリツイートだけさせて実際は配らない、といったことが絶対におきません。
— 前澤友作┃kifutown (@yousuck2020) July 26, 2021
寄付者はプロジェクト立ち上げ時に総額の事前決済が必要だとのこと。
もちろん抽選や選考で外れる可能性はありますが、ひとまず安心して良いと思います!
クレジットカードの番号も聞かれることはない、と断言しています。
また応募者からクレカ情報を聞くこともありません。当選者のみに寄付金のお振込口座を聞くだけです。
一部の詐欺行為により、善意でのお金贈り(寄付)文化の発展に負の影響が出ないよう、『kifutown』では今後も不正対策やセキュリティーについて万全の体制で臨んでいきます。
— 前澤友作┃kifutown (@yousuck2020) July 26, 2021
もしクレジットカード情報を聞かれたら、それは詐欺ですので、お気をつけください!
溢れかえった不具合の声
kifutownの問い合わせ方法はアプリ内の問い合わせフォームまたは公式Twitterのみで、電話対応等はありません。
そのため、Twitterが不具合報告ですごいことになってる…!
私はリリースして1週間後の登録だったからか、スムーズな認証ができました。
認証がうまくいかない不具合
ARIGATO IDの登録時には、電話番号とメールアドレスでの登録・認証が必要となります。
しかも、認証番号の有効時間は60秒!
全然メールでの認証が出来ません。困っています。
— ヤスナー (@yasuner_luv) July 24, 2021
サーバーが込んでるから、認証メールが届かないとのこと。
kifutown認証コードが10分くらい後に来るから次に全然進まないよ
— めぐみ@全身全零お兄ちゃんじゃよ?! (@megurhythmgame) July 24, 2021
コードが来るのに時間がかかり、タイムアウトで進めないようです。
kifutownの公式アカウントが、こんな感じの問い合わせと謝罪の嵐…
落ち着くにはまだ時間がかかりそうです。
当選通知からの落選
2021年7月31日の時点では、リリース記念のプロジェクトが一つ募集から抽選まで完了していました。
プロジェクトに応募した人に「当選通知」が届き、アプリを開いたら「落選」となっていたという声が多々あります。
アプリの通知は当選しましただったけど、再ログインすれば落選になってた。
不具合かなにかなんでしょうか?— こっぺぱん (@koppepan59) July 29, 2021
「当選した!」と喜んでログインしたら、落選…これはつらい…
ただ、もしかしたら「当選通知」ではなく、「抽選通知」かもしれません。
kifutown、落選で文句言ったりそもそもスマホやアプリ使い慣れてない人多すぎ
当選通知が来たのにやっぱり落選だった→そもそも見間違い、アプリ通知は抽選結果が出たお知らせで「当選のお知らせ」ではない
PWが違ってログインできない→PWが違うんでしょうねぇ
みんな慌てすぎ… pic.twitter.com/ZQM5Ehy68Z
— R ・×・✧ (@m0i6f0f2y) July 29, 2021
通知画面、しっかり見てみてくださいね!
偽アカウントは既に横行中
本物のアプリは、情報管理などしっかりしています。
ただし、既に偽の詐欺アカウントが横行中!
こっちを気を付けましょう!
サイトで見たら落選なのに、Twitterメールで当選ときてビックリ💦
よく見たら偽物でした💦@kifutown_apk
から偽メール!報告しときました!— aki.ku.dog (@akikudog1) July 30, 2021
当選通知はアプリのみで、TwitterのDMからはありません!
お気をつけください!
この人もいますよー詐欺です pic.twitter.com/mZ0PgmL3J0
— DASH (@DASH31678413) July 27, 2021
本物そっくり!!!
@yousuck2020 前澤様に至急ご連絡致したいと思いDMにて失礼致します。 詐欺が出回ってます。 今前澤様よりツイートが回って来てKifutownが稼働したとの事で早速フォローしましたが、フォロー直後、間も無く直ぐにDMが送られて来ました。 差出人は @kllfutown pic.twitter.com/HBAVUwoHVo
— ルシュフ:風皇:琉聚@ゲーム以外でもジャンル問わず幅広く(°▽°) (@WoF_Lucif) July 25, 2021
こちらも本物そっくり!
DMで情報を聞かれることはあり得ないので、これも詐欺です。
登録した瞬間に詐欺アカウントからフォローされて偽の当選メールが届きました…。
皆さんも注意して下さい!! pic.twitter.com/gtVhSdxmeG— すきっど (@SkidgamingJP) July 24, 2021
特に、本物のkifutownをフォローした人をターゲットに、偽物は連絡を取るようです。
kifutownに登録した方、お気をつけください!
まとめ
「寄付で応援したい人が、プロジェクトを作れる」、
「応援を受けたい人は、プロジェクトに応募できる」、kifutownについてご説明しました。
登録する必要のある情報もお伝えしたので、参考にしてくださいね!
また詐欺アカウントが既に横行しているので、ご注意ください!